火災保険って火事の時だけしか使えないって思っていませんか?実は、火災保険で水害による床上浸水、風や落雷、ひょう等の自然災害により被害を受けた場合でも補償される事があるんです!水害に遭った時、火災保険で補償額をまかなう方法とは!
こんにちは! くうこです。
先日、NHKのあさいちを見ていたら、「火災保険」の特集をやっていました。
意外と皆さん知らないようで、「火災保険なのに水害も補償できるの?」って方が大半でした。
近年、ゲリラ豪雨や突然のひょうや落雷、竜巻等、自然災害が頻発していますよね。
皆さん、自然災害だからしょうがない!って諦めている方も多いようです。
例としてあげられたのはこんなケース
★川の氾濫で自宅が床上浸水★
都内マンションの1階に住んでいる方がゲリラ豪雨により川が氾濫してしまい、マンション敷地に水が浸水してきたとの事。
あれよあれよという間に、ベランダの方から水があがってきて2センチ程の床上浸水。
住人の方によると、あっという間の事でとにかく、家電品のコンセントを抜いて机の上にあげるということしか出来なかったそうです。
水は1日で引きましたが、和室の6畳のタタミを全部張り替え、フローリングの床板がボコボコなったのでフローリングの張替え、下の壁と床の間にある幅木が水を含んでしまい持ち上がってきたので全部取替えetc…。
被害額は200万近くになったようです。
この住人の方は、火災保険に入っていたので全額ではないですけど、140万近く保険がおりたそうです。
火災保険で140万円もお金がおりるんだ!と意外と補償額が多かった事に驚かれていました。
他にも、ゲリラ豪雨でひょうが降ってきて屋根、外壁、雨樋、室外機などボコボコになって全部修理しないといけなくなったケース。
短時間のひょうでも相当の被害額です。
自然災害で諦めていた所、知人から火災保険でカバー出来るという事を知り、自分の入っている火災保険を調べた所、保険がおりたそうです。
全額自腹を切るより、補償でなんとかなるなら、なんとかしたい!!!
★一番最初にすること★
火災保険に入っている場合、
まずどんなプランの火災保険に入っているかを確認することです。
実は水害にも適用される場合は、火災保険に入っていても「オプション」で追加されている事が多いそう。
なので、ご自身の火災保険がどのプランになっているかわからない場合は、カスタマーセンターに電話をして確認するか、保険会社のホームページの個人ページ等でも確認ができる場合もあるそうです。
★保険請求に必要なもの★
●被害箇所の写真
●修理の見積書
●り災証明書(浸水被害の場合は証明書が発行される事が多い。ひょうの場合は発行されない場合が多い)
り災証明書は必ずしも必要という訳ではないそうです。保険会社にもよりますが、そこは確認が必要です。
保険会社がどれだけの被害があったかを知るためには、被害箇所を撮影する事が一番重要です。
また、修理の見積書などがあると、よりわかりやすいです。被害から3年以内であれば、さかのぼって請求できるそうなので
昨年水害にあったという場合、被害写真を撮っていたり、修理をした請求書等あれば請求できるので問い合わせをしてみた方がよいですね。
保険に入った方がいいかどうか考えている方は、
まず、自分が住んでいる地域がハザードマップに入っているかどうかの確認、ご自宅が半地下、地下室がある場合等。
賃貸の場合は大家さんが保険に入っている。
他に、オートロックが壊れたら請求できるのか?とか
保険会社によっては床上浸水も、床上何センチ以上でないと補償の対象にならない等…。細かい規定があるようなので、そこは保険会社に確認が必要です。
今、火災保険だけで水害保険のオプションを付けていない場合、新たにオプションを付けるとなるとだいたい年額3,000~20,000円増えるそうです。決して安くない保険額ですが、頻繁に起こる自然災害に備えて、保険内容も見直してみるといいかも知れないですね。