食虫植物は読んで字のごとく、葉などで虫を捕まえて消化し栄養を補給する植物です。独特なフォルムの食虫植物ってどんな特徴があるのでしょう?育てるのって意外と簡単!?食虫植物の育て方で注意したい3つのことをご紹介します!
こんにちは! くうこです。
いろいろな観葉植物を集めていると、様々な種類のものが欲しくなる今日この頃…。
最近、普通の園芸店でも見かけるようになりちょっと気になる存在です!
ここでは比較的育てやすい食虫植物を3つご紹介します!
園芸店でよくみかけるようになりました。独特なフォルムが何ともいえない不気味さを醸しだしていますが、そこは紙一重…。
見るたび気になる存在なのであります。食虫植物は、葉などで虫を捕まえて消化をし、栄養を吸収するという珍しい特徴を持っています。
いろんな種類がありますが、一番人気は
★ハエトリソウ★
二枚貝のように葉を閉じて虫を捕まえるのが人気の植物です。捕虫葉の内側には3本ずつ感覚毛というのがあり、2回触ると葉を閉じて虫を捕まえるそうです。何度も葉を閉じると株が疲れてしまうので触りすぎには注意が必要だそうです。
★育て方
ハエトリソウは北アメリカが原産で乾燥に弱い植物です。
一般的には屋外の雨風の当たらない場所で育てます。春から秋までが生育期で冬は休眠するそうです。
冬の寒さにも強い植物ですが、霜が当たらない場所で管理しましょう。
ハエトリソウは、常に湿度を保つように「腰水栽培」といって鉢の受け皿に3センチ程の水をためて、その中に入れて育てます。
★サラセニア★
個性的な形状、色、模様の葉が春と秋に筒状に伸びて虫を捕まえます。
筒の内側は滑りやすく、壁には毛が下向きに生えており、虫が一度入ってしまうと出られないような構造になっています。
春先には傘をひっくり返したような花を咲かせます。
★育て方
サラセニアは北アメリカが原産で沼地に生息しています。
一般的には屋外で育てます。食虫植物の中でも、日光を好み一年中直射日光の当たる場所で管理します。
サラセニアも「腰水栽培」が適しています。夏場は腰水の水温が上がり温かくなりすぎないよう注意が必要です。その場合はお水の交換をしてください。
★ウツボカズラ★
葉先に不思議な壷をつけ虫を捕まえます。ふたから出る蜜で虫をおびき寄せ、その壷に落ちたら底にたまった消化液で虫がおぼれる仕組みです。
★育て方
ウツボカズラは東南アジアの熱帯雨林低地に広く自生しています。
室内の日光がよく当たる場所で管理しましょう。用土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。
冬場は15℃以上(最低でも10℃以上)の温度を保つことが条件です。
簡易的な方法として、透明な衣装ケースに入れて部屋の温かい場所で管理すれば比較的温度を維持することができるそうです。
★食虫植物の育て方で注意したい3つの事★
ハエトリソウなどの葉は触ると閉じたりするのがおもしろくて、何度も葉を触ったりする人もいるでしょう。
何度も葉を触って閉じさせていると衰弱して枯れてしまうので気を付けましょう。
食虫植物だからといって、わざわざ虫を与える必要はありません。
虫を捕まえる能力を持っていますが、他の植物と同じように光合成で養分を得ています。
食虫植物だからといって、たくさん置いていると害虫を駆除してくれそう!と勘違いしている人もいますが、たまたま葉にとまった虫を捕らえる程度で、害虫駆除にはほとんど役にたちません。
独特な雰囲気の食虫植物たちですが、その特徴を知ればとっても育ててみたくなりました。
皆さんもいかがでしょうか?